昨年は、鶏病研究会の活動に対しましてご理解、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
この冬、わが国では島根県の死亡野鳥で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6)が検出されておりますが、家禽での高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の発生はみられておりません。しかし、隣国の韓国では野鳥の糞便でのHPAIウイルスの検出や家禽でのHPAI(H5N6)の発生がみられており、わが国でも引き続き発生に注意が必要であります。また、伝染性気管支炎、大腸菌症、コクシジウム症などの疾病もわが国では発生がみられております。当研究会では、本年も、家禽衛生問題の情報、対策普及等に向けて、引き続き活動を推進していく所存であります。関係者の皆さまのご理解、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝、ご発展、わが国の家禽産業の発展を祈念しまして、新年のご挨拶といたします。
平成30年1月1日
鶏病研究会 理事長 磯部 尚