韓国で,全ゲノムシーケンス Whole Genome Sequencing (WGS) によって多剤耐性 Salmonella Infantis が家禽・ヒト・下水間で共有されている事例が報告されました。
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文献名:blaCTX-M-65保有 Salmonella Infantis の複数回侵入と部門横断的伝播
原題:Multiple Introductions and Cross-Sector Transmission of Salmonella enterica Serovar Infantis Carrying blaCTX-M-65 Gene, South Korea, 2022–2024
公表日:2026年9月16日
区分:査読論文/全ゲノム疫学
対象:サルモネラ,AMR,サーベイランス
新規性:韓国由来102株を解析し,家禽・ヒト・下水由来株が混在する主要系統を確認。全株が3種類以上のアミノグリコシド耐性遺伝子を持ち,tet(A)は100%,sul1は98%,floRは91%でした。blaCTX-M-65はpESI様メガプラスミド上に存在していました。
現場への意味:通常の血清型別や限定的薬剤感受性試験だけでは,農場から食鳥処理・食品・ヒトへ続く系統を十分に追跡できません。S. Infantis でESBL,フロルフェニコール,テトラサイクリン等の多剤耐性パターンが認められた場合,WGSを検討する価値があります。
紹介する理由:家禽由来サルモネラが,国境を越えた複数回の侵入とプラスミドによって定着する過程を具体的に示しているためです。
